トイプードルのかかりやすい病気

頻繁な繁殖が行われている現在、遺伝的な病気を持っている場合も多くみられ、特に皮膚・目・耳の病気には注意が必要です。

<皮膚疾患>
気をつけたい症状:痒がる、脱毛など

さまざまな種類と原因がありますが、中でも、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などは1~3歳頃に発症しやすいと言われています。遺伝性の場合も考えられますが、食事による体質改善なども小さいうちから気をつけておく必要があります。 また、日々のブラッシングを欠かさず行うこと。皮膚に刺激を与えて血行が良くなるので皮膚病も防ぐことが出来ますし、健康状態を把握することにも役立ちます。

この他に、内分泌系疾患、あるいは体質的にフケが出やすく、全身をかゆがる脂漏性皮膚炎があります。脂漏体質は、外耳炎の原因にもなりやすく、注意が必要です。
また、皮膚が化膿する膿皮症は、特に目や口の周り、四肢のつけ根などに好発します。かゆみを伴う発疹から、脱毛、色素沈着、ひいては腫脹や膿瘍などを引き起こします。過度のシャンプー、あるいは不適切なシャンプー剤などが原因のひとつに挙げられますが、化膿の状態も原因となる細菌の種類もさまざまなので、適切な診療が望まれます。

<目の疾患>
気をつける症状:涙、目の周りの毛の変色、目の周りの湿疹

流涙症(涙やけ)といわれるもので、目と鼻をつなぐ管が細かったり、詰まったありする場合に涙がでて、毛の変色や湿疹などに繋がります。 また、食事によって影響をうけることもあるため、症状を見ながら食事を変えてみるのもよいでしょう。

この他、目の中の水晶体が白濁する白内障、眼球内の液体により眼圧が高まって視神経を圧迫する緑内障、進行性網膜萎縮症(PRA)と呼ばれる目の網膜が変性・萎縮して、最終的には失明に至る遺伝性疾患もあります。最近では遺伝子検査で調べることもできるので早めに動物病院へ。

<耳の疾患>
気をつけたい症状:耳から異臭がする、耳の周りが汚れているなど

外耳炎を起こしやすいのがトイプードルの特徴。耳の穴に毛が密集して生えているため、蒸れやすく、耳垢や汚れが細菌を増やしそれが耳の粘膜に付いたりするのが主な原因です。1週間に1回ぐらいのペースで耳の洗浄を行って下さい。

この他、トイプードルは、先天的な難聴が見られる傾向にありますが、治療法はとくに確立されていません。

<膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)>
気をつけたい症状:疼痛、脚を1本だけ上げて歩く、脚をつかなくなる、ケンケンのような歩き方、膝が腫れるなど

後ろ脚の膝のお皿が、ずれたり外れてしまう病気です。トイプードルのような小型犬に広く見られる病気で、もともと形成異常がある先天性と、打撲や落下などをきっかけに骨が変形する後天性に分けられます。 家の床をカーペットにする、高いところに飛び乗ったり、飛び降りたり、ジャンプをするなど後ろ脚に負担のかかる行動をさせない、肥満解消で膝に負担をかけない、など予防策につとめましょう。

<てんかん>
気をつける症状:けいれん、泡をふく、何もない部分をずっと噛むなど

てんかんには、特発性と部分的の主に2種類があります。特発性のてんかんは半年から2歳くらいで発症しやすいと言われています。 能を構成している細胞(ニューロン)の働きに異常が起きた場合に突然のけいれんや、泡をふいて倒れたりする発作的な症状が見られます。初期は短時間で回復しますが、だんだんと回復までの時間が長くなっていくことが多いです。 原因も対処法もさまざまですが、主に抗てんかん薬の投与という方法があります。

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